乳房は哺乳類が子供を育てるために母乳を分泌するようにつくられた器官です。しかし同じ哺乳類を探しても大きく膨らんだ乳房を持っているのは人間の女性だけです。
なぜ人間の女性の乳房だけが豊かに発達したのでしょうか?
ある動物学者は「女性の胸は性的魅力を発信するために進化した」という説を唱えています。人間が猿から進化したことは知られていますが、この進化の過程で四足歩行から二足歩行へ移行しました。四足歩行の猿は繁殖期になるとお尻が赤く大きくなりセックスアピールの役割を果たしていました。四足歩行になるとお尻はあまり目立たず、もっと強烈なセックスアピールが必要になりました。そのアピールポイントこそが乳房だったのです。人間女性の乳房は猿のお尻と同じ、男性の目を惹きつけ、性的な魅力をアピールするための器官として発達しました。乳房は女性にとって重要なセクシャリティのシンボルなのです。