1.なぜ乳房があるのか知っていますか?

乳房は哺乳類が子供を育てるために母乳を分泌するようにつくられた器官です。しかし同じ哺乳類を探しても大きく膨らんだ乳房を持っているのは人間の女性だけです。
なぜ人間の女性の乳房だけが豊かに発達したのでしょうか?

ある動物学者は「女性の胸は性的魅力を発信するために進化した」という説を唱えています。人間が猿から進化したことは知られていますが、この進化の過程で四足歩行から二足歩行へ移行しました。四足歩行の猿は繁殖期になるとお尻が赤く大きくなりセックスアピールの役割を果たしていました。四足歩行になるとお尻はあまり目立たず、もっと強烈なセックスアピールが必要になりました。そのアピールポイントこそが乳房だったのです。人間女性の乳房は猿のお尻と同じ、男性の目を惹きつけ、性的な魅力をアピールするための器官として発達しました。乳房は女性にとって重要なセクシャリティのシンボルなのです。

2.バストの仕組みと構造はこの様になっています!

光豊胸で直接かかわってくるのが乳腺・皮下脂肪・クーパー靭帯・皮膚・血管、リンパ管です。それらについて詳しく説明していきます。

・乳腺

乳腺は母乳(乳汁)を分泌する腺組織です。
乳房を触ると筋のようにコリコリとした感触があります。
乳腺葉はブドウの房のような形をしていて、乳房一つに15〜25個くらい存在し、乳頭中心に放射状に配列しています。
一つの乳腺葉は、たくさんの腺小葉で構成されており、この腺小葉もまたたくさんの腺胞で構成されています。
それぞれの乳腺には独立した乳管があり乳腺から分泌された母乳は乳管、乳管洞を通り、乳頭から母乳が出ます。また乳癌が発生するのもこの乳腺で、乳房の中心的な存在です。

・皮下脂肪

乳房内の脂肪です。クッションの代わりとなって乳腺を守る働きをしています。この皮下脂肪は乳房の約90%を占めており、乳房の大きさを決める要因です。

・クーパー靭帯

乳腺全体を硬い膜で袋状に包んでおり、乳腺葉との区切りと乳房を支える役目をしています。
このクーパー靭帯は若い時はしっかりしていて乳房の形も張りがあって綺麗ですが加齢とともにゆるみ、このゆるみと皮膚のたるみが重なると乳房が下垂していきます。

・皮膚

乳腺と皮下脂肪を包み込んでおり、乳房のふくらみを支えています。加齢によって皮膚がたるむと乳房の下垂も進行します。

・血管、リンパ管

乳房の動脈は助間や胸部動脈からきており、静脈は非常に発達していて肌を通して見えるほど皮膚の近くにあるものと深くて動脈に沿っているものとがあります。リンパ管は非常に数が多く腋窩リンパ節へと向かいます。どれも分枝端に合流し乳房に栄養を与えています。

3.二つの大事な女性ホルモン

女性は「女」と「母」の二つの顔を持っており、その中でも乳房は「女性の象徴」でもあります。そして、こうした二面性を司っているのが二つの女性ホルモンです。

エストロゲン 別名「卵胞ホルモン」ともいい、卵巣から排卵されるまでの卵子を包んでいる卵胞から分泌され乳房の脂肪吸着の促進や、乳腺管の成長と発育を促すホルモンです。特になめらかなボディラインやみずみずしい肌、艶のある髪などの女性らしさを演出するホルモンでもあります。
プロゲステロン 別名「黄体ホルモン」ともいい、排卵後の卵胞が黄体へと変化し卵巣から排卵を境に分泌され腺小葉と腺胞の成長と発育を促すホルモンです。また、身体に水分を保持したり食欲を増進させるなどの働きもあります。プロゲステロンは子宮がいつでも受精卵を迎え入れることが出来るように子宮内膜に厚みをもたせ乳房に張りをもたせたりと母親になる準備をするホルモンでもあります。

4.女性ホルモンの周期とホルモンの分泌

女性の体は4週間(28日間)の周期で変化しており1日も同じホルモン量の日はありません。
一生を通して女性に大きな働きをし、女性が女性である為に欠かせないホルモンなのです。

5.ホルモンバランスが崩れると大変な事になります!!

ホルモンバランスが崩れると身体は大きな影響を受けます。女性ホルモンの分泌が停止した場合は無月経となり、また分泌量が減少すると月経不順になります。
また男性ホルモンの分泌が多すぎる場合には、月経異常とともに多毛や声の低音化、ひどいニキビになることもあります女性ホルモンは脳と卵巣の微妙なやり取りで成り立っています。
このやり取りをコントロールしているのが視床下部などの司令塔です。

心と身体・女性ホルモンと乳房はきっても切れない関係です。

6.ホルモンバランスの乱れとなる3つの原因とは?

以下の3つの原因でホルモンバランスが乱れていきます。

1.ストレス ストレスを受けると脳の司令塔がそれに対処するため、卵巣へのホルモン分泌の命令が減少すると考えられています。
2.ダイエット ダイエットによる急激な体重の増減により、女性ホルモンの分泌が低下します。急激な減量は脳の視床下部にとっても大きなダメージとなります。
3.骨盤のゆがみ 骨盤がゆがむと卵巣の血管が圧迫され、女性ホルモンの分泌が低下します。

7.乳房はこのように発育していきます。

1,成長期

第二次成長期が始まると、脳下垂体から卵巣へ生理の周期にあわせエストロゲンを分泌させる指令が出て乳房内での皮下脂肪が増加し乳腺管が成長、発育していきます。乳房は大きくなり乳腺は成熟してきます。

2,妊娠期

妊娠すると胎盤からも大量のエストロゲンとプロゲステロンが分泌され乳腺の活動が活発になり腺小葉の枝分かれが発達します。また腺胞も大きくふくらみ母乳がでる準備が始まります。乳輪も大きくなり乳房は妊娠前より大きくなります。

3,授乳期

出産後、二つの女性ホルモンはしばらくお休みです。その間、脳下垂体からプラクチン(母乳分泌を促進)とオキシトシン(母乳排出促進)が分泌されます。
乳腺葉や乳管洞が母乳で満ちているため乳房は張りや痛みを感じます。

4,授乳後

授乳が終わると役目を終えた乳腺は退化し、しぼみます。
妊娠・出産・授乳により乳房は急激に変化するのに対して乳房外側から覆っている皮膚が対応できずタルミが生じ乳房はハリを失います。

5,更年期

妊娠する可能性もなくなり乳房は本来の役割を果たす必要がなくなり、しぼんで下垂していきます。また加齢によって新陳代謝も悪くなり卵巣は働きを終え、女性ホルモンを分泌しなくなり閉経をむかえます。
乳房は女性ホルモンの分泌により発達するものなので、分泌が終わると乳腺や皮下脂肪は萎縮し皮膚は乾燥しがちになります。

乳房の発育は遺伝だけではありません。女性は皆様同じ細胞組織をお持ちです。
バストが小さいとお悩みの方、遺伝のせいだと諦めないで下さい。授乳後の下垂や、年齢によりハリが無くなってきた方もう一度お胸を育ててみませんか?
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